ノルウェイの森
★★★★☆ ノルウェイの森:村上春樹
1Q84で村上春樹の存在を知り、とりあえず話題となった前作を読んだ。
ノルウェイの森は2010年秋に映画化が決定し、主演は松山ケンイチ、菊池凛子。
松山ケンイチが本小説の主人公であるワタナベを演じる。
そして菊池凛子は本小説で主人公と複雑な関係にある直子役。
ワタナベ役が松山ケンイチなのは、とてもしっくりきた。
だけど、直子役が菊池凛子と知って、すくなからず「えっ!?」と思った。
映画「バベル」(見ていないけど・・・)の印象やら、テレビに出ている姿を見て、
なにかバイオレンス的というか、挑発的というか、汚れているというか
そんな印象があるせいか、
純粋であり、繊細な心をもっている直子役には合わないだろうと思った。
別に菊池凛子自体を批判しているわけではなく、
今回の役がどうも菊池凛子のイメージとはあまない気がする。
それに、小説での直子は20歳と若いのに対して、菊池凛子は28歳。
こういったことも踏まえて、菊池凛子はありえねぇだろうと思った。
だけど、映画でこのイメージを演技力のある彼女がどれだけ挽回してくれるのかが楽しみ!
この小説「ノルウェイの森」は36の言語で翻訳されていて、世界的にも注目されている作品でもあるので、これが実写化されて、どのように小説の中での人と人との繊細な感情の行き来を表現してくれるのかがとても楽しみだ。
公開は3月を予定しているということもあり、これを見終わった後、
4月には何か新しく始めることができればいいと思う・・・
「春という季節は何かを新しく始めるには都合の良い季節」
「僕は部屋に入って窓のカーテンを閉めたが、部屋の中にもやはりその春の香りは満ちていた。春の香りはあらゆる地表に満ちているのだ。しかし今、それが僕に連想させるのは腐臭だけだった。僕はカーテンを閉めきった部屋の中で春を激しく憎んだ。僕は春が僕にもたらしたものを憎み、それが僕の身体の奥にひきおこす鈍い疼きのようなものを憎んだ。生まれてこのかた、これほどまで強く何かを憎んだのははじめてだった」
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